自分に感覚を立てる

こんにちは♡

今日からのブログでは日々のくらしの中で気づいたことをいくつか。


私、無印良品の白いスポンジを使ってるんだけど

これがまた結構短いスパンでボロボロになるんです。

で、この間無印でスポンジをまとめ買いしたの。


レジを打ってくれたお店のスタッフさんに

「このスポンジね、すぐボロボロになるんですよ~」って言ったの。

そしたらお姉さん、すぐに眉が下がって困った顔になろうとしたので、(そりゃそうだ。そこだけ聞いたらクレーム以外の何物でもないし、そんなら買うなよって思うわ。)

すぐに一番言いたいことを言いました。

「そこが氣に入ってるんです♡」って。

そしたらお姉さんの顔がパーッと明るくなって

「分かります!分かります!!私もです^^」と意気投合。

ボロボロになってくれるからこそ、替え時が分かりやすいのよ。

気持ちよく捨てることができるの。

スポンジってすぐに汚れるし、雑菌だらけになるし(たぶん)、使ってて気持ち良い状態でいれるのは短いんだよね。

だけど、妙に頑丈な長持ちするタイプを買うと、「もう少し」「もう少し」・・・って、寿命はとっくに尽きてんのに酷使するわけですよ。

実は使ってて氣持ち良くないのに、そしてスポンジさんも「もうひと思いに捨ててください。」と願っているかもしれないのに、謎に「もったいない」からって使い続ける。



日本人の道徳観念と戦争以来のメンタリティー、バブル崩壊後の大量生産大量消費への罪悪感と反省がないまぜになった観念。


ずっと長く使っていること=善

すぐに捨てること=悪


これは日本人に深く刻み込まれた観念だけれどもね。


それは時と場合による!!

そしてひとによる!


って今の私は思います。


物の一番の望みってさ

使っている人、持ち主さんのお役に立てていること

だと思うんだ。

お金もそう。

使って、入って、また使って・・・と気持ち良く循環することがお金さんの本望ではないでしょうか。


要するに、自分のところに来てくれた物やお金は

氣持ち良く使うことが大切だってこと。


そもそも「もったいない」ってどんな意味だ?って、私改めて考えました。

こういう概念って、自分の言葉ではないし、最初に聞いた時って、何処かでだれかが言ったことなんで、自分で感じたことでもない。

しかも「善いこと」という絶対的な権威をもっている。

そういう言葉って、すごく氣をつけた方がいいよ。


私が思うに

「もったいない」とは物のいのちを粗末にすること。

「物のいのち」とは使うひとが氣持ちよく、思い切り使えること。

使うひとがそれを使うことで、ピカピカって光るようなイメージ。

使うひとのしたいことが、その物や道具によってぐんと上昇する感じ。

そうすると、物のいのちもピカピカと光り輝く。

それが物が本望を叶えている姿だと思うの。


「もったいない」=「捨てるな」ってことじゃない。


むしろ、氣持ちよく使えなくなったり、壊れたりしたら、潔く「ありがとう」と捨ててもらうことが本望ではないかしら。


これは、修理、修繕して使い続けることがイケナイと言っているのではないよ、もちろん。

修理、修繕して、手を加え、手入れをしてあげることで、物や道具っていうのはますます光り輝くことがある。

そして使い手にとっても、愛情がますます沸いて、それを使うことがとても幸せになったりするからね。


そうやって物や道具たちと関係を結び、付き合い方を学ぶのも、とても滋味深いもの。

人生の楽しみのひとつでもある。


そうではなくて

「もったいない」を自分の都合よく使い

自分自身に我慢させたり

違和感や不快感を感じないふりをしたり

お金を使いたくないというケチマインドを強化させたりと

自分の感覚や感性をないがしろにする材料にしてはいけないなって思うのです。


「善」の顔をした概念や言葉は、そこに陥りやすい。

そして、氣持ちよく使い、「ありがとう」と潔く捨てる人に

「もったいない・・・」と「悪」のレッテルを貼ったりね。


それって自分に使うべきエネルギーの無駄遣い。

既存の「善」の概念に氣を取られるなかれ。

自分の感覚をしっかり立てて

世の中に溢れる「こうあるべき」「こうしないとオカシイ」を打ち破る。

それは自分だけの静かなたたかい。

誰かに声高に訴えるものでもない。

自分の内側の声を聴く。

そして静かに行動に移す。

それだけ。


私は、日々のこういった静かなたたかいに敏感でいるようにしています。

そして言語化するのが楽しいので、こうやってブログに書いただけ。


もしかしたらハッとしてくれるひともいるかもしれないな♡

最近、色々とすっきりしてきたので、またブログ更新しますね。

お読みくださってありがとうございました!


Love,

Shoko



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