「新しい自分」の受胎

前回書いた人生のつわり期についてもうちょい補足させてください♡


そもそも女性のからだというのは、「いのちをうみだす」というちからを持っています。

(これは、生理が終わってるとか、子宮がないとか、妊娠したことない、とかには一切関係のない話です。)


つわりっていうのは、「自分ではない何か」である「新しいいのち」が体内に宿ったことにより、宿主である母親が何かしらの影響を受けるという状態。


ひとによっては、好きな食べ物が変わったり、大量の汗をかくようになったり、吐いたり、匂いに敏感になったり、猛烈に眠くなったり、ずっと氣分が優れなかったりします。


要するに「今までの自分」ではない、「今までの自分」ではありえなかった状態に陥るわけです。


新しいいのちという、途轍もないエネルギーが入ってくるんだもん、そりゃそうなるでしょう。


つわりがあった方がいい、なかった方がいい、とかって議論ではなくて、具合が悪くならないよ~ってひとも、精神的にいつもの状態じゃなくなったりします。


超ラッキーなことが起こるのも、妊娠期の特徴。

私も妊娠している時、40万円当たりました笑。

多分赤ちゃんが必要だと思ってそうなったんだろうと私は確信してる。

世界って、その時必要なものをちゃんと与えてくれるんだ♡って思いました。


で、この「つわり」っていう状態が、赤ちゃんを妊娠している、していないに限らず、成熟期を迎えた女性には波のように繰り返し訪れるのではないかという話。

(この「成熟期」は年齢関係ありません。私の場合33歳頃だったと思う。)



「わたしはこのままでいいのだろうか」という思いが湧いてきた時。

これは人生における「受胎」です。


「新しい自分」の種がまかれた瞬間です。


そして、その種は、あなたの中で少しずつ大きくなっていく。


ここで葛藤が起きるひともいるわけです。


「従来の自分」と「新しい自分の種」とのせめぎあい。


人間には「ホメオスタシス(恒常性)」というものがあるし、蓄積してきた過去の記憶がどうしても変化に抵抗しようとする。


「変化はヤバいよ」

「せっかく手に入れたものを失うよ」

「今のままがいいよ」


こうささやくわけです。


でもさ、ささやかれても、「新しい自分」の方に行きたいも~ん♪の方が簡単に勝ってしまえばなんてことないじゃん。


しかし、新しい自分に変化することは、たいがいのひとにとって、めちゃくちゃ恐怖です。


なぜって?


この「新しい自分」ってね、足していくことではなく、手放していくことを強要してくるの。


今まで「頑張って」やってきたこと

今まで「頑張って」手に入れてきたこと

「今の自分」じゃダメだからとあれもこれもと足してきたこと


仕事

人間関係

お金

地位

知識

経験

成功則

・・・・・・・・


それがないと生きていけないと思い、必死でしがみついてきたそれらのものを、何と言うことでしょうか、「手放せ」と命じてくるわけです。


なぜそうなるかって言うとね、「新しい自分」というのは、「本来の自分」と同じ意味だからです。


新しいわたし=本来のわたし


これ重要ポイント。


足し算して「新しい自分」になっていくフェーズももちろんあったわけです。

でも、そのステージではないわけよ、ここで話している「妊娠」は。

何と言っても「成熟期に入ったおんな」に訪れる妊娠の話ですからね。


今まで、あれもこれもないと生きていけないと思い、手に入れてきたものたち。


そして、そもそも「あれもこれもないと生きていけない」という思いこみそれ自体。


これまでの人生で、たくさんたくさんくっつけてきたあれやこれやを手放していくことで、「本来のわたし」に戻っていくフェーズだということです。


「本来のわたし」に不必要なものは手放していく。


ええええーーーっ!!?

超難しいじゃん。

私にはできない・・・。


と思います。

はい、私も思います。毎回。


あれもこれも必要なんだよ~~涙

と泣き叫びます。毎回。


でも、おんなに生まれたあなた。

あなたはラッキーよ。


だってね、そんな時は

からだに従えばいいんです。


私たち、からだに従い方をちゃんと知っているはずなの。


毎月毎月生理くるじゃない。

ホルモンが荒波のように乱高下するじゃない。

眠い時は暴力的に眠いじゃない。

〆切だからって、生理前やら更年期やらに全力出せないじゃない。


どう抗おうとしても、からだは常に変化し続けていて、それに乗った方がどうやらイイようだぞってことを、このブログの読者の方は、もうたぶん気づいているはず。


人生のつわり期もそう。


できんもんはできん!!

からだが動かん!!(ねむい)


だから、とことん「役立たず」になってくださいってことなんです。


逆ギレするんじゃなくて、ちゃんと周りのひとに「できないんです」って伝えるの。

「助けてください」ってヘルプを出す。


そういう自分を絶対に責めない。


「がんばる教」という宗教の熱心な信徒だった自分を、もう手放してあげるの。


世界があなたに甘々なのを、ちゃんと感じてほしい。


たくさんのひとがあなたに優しくしたがっていることを、手を差し伸べたがっていることを、感じる時期です。


世界が差し伸べている手を振り払わないで。


世界の優しさを受け取れ始めた時、シンクロやラッキーなことが起こり始めると思う。


そして感謝で満ち、それが溢れだした時、さあいよいよ陣痛が始まります。

(次回へ続く・・・?笑)


Love,

Shoko




今回、結構大事な話を書いてるな。

言葉が湧き出るままに書いてます。

ゆっくりじっくり読んでみてください♡

風とたね

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