まもるべきもの

夫が保険屋さんに叱られたと言って帰ってきた。

夫が万が一若くして死んだ後、遺族に毎月お金が支払われるというタイプの保険に入っていないことを。

「奥さんとお子さんを露頭に迷わす気ですか?」と。

「奥さんが月に50万とか稼いでるなら話は別だが。」と。


それを聞いた時のわたしの内側。

まず、、、、

悲しかった。そう、悲しかった。

うえ~ん。悲しいよ~。

ふがいないよ。

そして悔しいよ。


だって今現在そんなに稼いでないもん。

それは事実。


だけどさ、

「奥さんが50万とか稼いでるなら別だけど。」ってさ、「別」じゃねぇよ!

私はそれ以上に稼ぎたいし、これから稼いでいくんだ。

なんだよ~!全然稼いでないし、これからも稼げないような言いっぷりじゃない?


そしてさ、何に一番腹が立つって

「じゃ、その保険に入ってもらわないといけないかなぁ」なんてちらっと思った自分に一番腹が立つし、悔しい。


わたしは、ずっと夫に養ってもらい、死んだあとまでも保険に養ってもらわなければいけないくらいに無力な存在なのか・・・!!??

無力な存在だと、私はわたしのことを思っているのか。


いや、違う。

絶対に違う。


保険を悪く言ってるんじゃない。

その保険屋さんは、半分はビジネスで、そして半分は、誠実な気持ちで叱ったのだろうよ。

そう、これは善悪の問題じゃない。

私の生きる姿勢、美学に関わる問題なの。


自分自身を無力化するものに、私は敏感でいなければならない。


これからチャレンジしていこうとする自分自身に

「あなたは無力ですよ」

という言葉を投げつけてはいけない。

その言葉を投げつけるのが可能なのは、他の誰でもない、自分自身なんだ。


この保険屋さんの一件で、私はもう一度自分に向き合うことができた。

保険屋さんよ、ありがとう。


保険や保証や補助や助成や、そういったものに頼るのではなく、

自分自神によって立つ、自立した人間になりたい。


明確にそう思えた事件でした。


これは私の意見が正しいとか、保険が間違ってるとか、補助金がアカンとか、そういう話ではないからね~。

それらが本当に必要なひともいるし、状況もあるでしょう、きっと。

これはただ「わたしの意見」「わたしのビジョン」が、保険屋さんの一言によって明白になったというお話です。


ますます「覚悟」をためされる時期に入ってきたことを感じる。

肚を、決める。


Love,

Shoko




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