月を満たし太陽を生きる
しっとりと美しく潤う六月。
慈雨。
水の星である地球、特に日本という国が、最も美しく生き生きと見える季節。
この一、二週間ほど、私の中で鳴り響く言葉。
「月満たしでは満足できない」
「満たされない理由は何?」
私ね、輪廻転生を信じています。
幼い頃から自然と信じていて、中学生の時に読んだ「リトルトリ―」でネイティブアメリカンの教えに触れ、確信をもった。
わたしたちは、幾度も幾度も生まれ変わり、前世から引き継いでいるもの、そして今世でやりたことをもって、今ここに生きていると。
2020年4月から直感を得て、月よみ、星よみの勉強をしているんだけど
その「前世から引き継いでいるもの(無意識)」=月星座
「今世でやりたいこと(目的意識)」=太陽星座なのね。
そして、「わたし」が生まれたその瞬間の天空図で、月星座や太陽星座、そのほかのいろいろな情報も分かるということにも、経験上ものすごく納得しています。
その上で、今日のこの話をしたいと思うの。
「自分満たし」
「自分を癒す」
「自分を大切に」
「自分をケアする」
「自分の声を聴く」
これらの言葉をいつの頃からかよく耳にするようになり、「スピリチュアル」という言葉も一躍市民権を得るようになった。
ちょっと前まではきっと「胡散臭い」「宗教」「非科学的」と言われるような概念や思想、実践も、多くの人々の共感を呼び、そして救いもしてきたと思う。
特に生きづらい人たちにとって、この世界に疑問をいだいたり、自分を責めやすい人たちにとって、「自分を満たす」というその考えが、どんなに、本当にどんなに救いとなったか。
私も勿論そのひとり。
私が「自分を満たす」ということに目を向け始めたのは、10年前。
服部みれいさんの著書に出逢い、冷えとり、白湯、ホ・オポノポノ、アファメーションなど次々実践していった。
そうすると自分のからだやこころの持ちようがどんどん変わっていったよ。
周りの世界も変わっていった。
それまではね、「自分を温める」ということすらしてこなかったのよ。
自分を責めることはすれど、自分を赦すことはしてこなかったのよ。
からだを酷使はすれど、自分を癒すことはしてこなかったの。
だから夢中だったよね。
「自分を満たす」という行為に。
だって本当に世界が変わり始めるんだもの。
「こじれていたのは、すねていたのは、このわたしの方だったんだ」って、ずっと受け入れがたかったそのことを、冷静に、そして温かく迎え入れることができるようになったの。
その間、
一度目の結婚を卒業
運命の土地と出逢い引っ越し
今の夫と出逢い
子どもを育て
また授かり
二児の母となり
家を建て
教員を退職し
不思議な妊娠、流産を経験をしたのち
風とたねの立ち上げと、それはもう目まぐるしく変化していきました。
2年前、風とたねのオープニングで、ヨガインストラクターをお呼びしてヨガイベントを実施した。
その時、たくさんのひとが風とたねに集まってくださったのを見て、自分の中から声が聴こえた。
そうそう。
ここはそういう場所にしてほしかったの。
ひとが集まる場所。
癒しと希望の場所。
何かが終わり、何かが始まる場所。
そうか。
私はこれをするためにこの場所に呼ばれたのね、と心底納得した。
それから2年。
月星座蟹座の私は、自分のホームに職場を構え、好きなものを集めてひとに紹介し、少しずつ仲間を増やして愉しい企画を実行してきた。
家族や風とたねに集まってくれる仲間やお客様を大事にすることが、月星座を満たすことだったし、自分を満たすことだった。
感情の星座でもあるからか、自然、自分の感情も大切に扱うようになった。
私なりの脱皮を繰り返し、勇気を出して少しずつ大きく、そして深く。
しあわせを感じてきたし、満たされていた。
でもね、いつからか、エネルギーの持っていきかたが分からなくなってきて、自分の中に違和感が湧いてくるようになった。
そしてつい先日、服部みれいさんのインスタライブで占星術の女性が言った一言が、ぐぐぐーっと圧力をもって私に迫ってきたのを感じた。
「太陽を生きる」
私は太陽星座が水瓶座。
ゼロから思考する、革新、公平、博愛のサイン。
風のエレメント。
私がなんのために、自分のホームに仕事場を構え、自分が大切だとするものを大事にしてきたか。
なんのために自分を満たし、感情を大切にし、からだの声を聴きながら、余計なちからを抜き、リラックスして生きる環境を整えてきたか。
ちからを使うためだ。
意志するためだ。
今世、やると決めてきたことをやるためだ。
自分を満たし、リラックスできるからだとこころを整えてきたのは、そのためだ。
月を満たすことで終わりではなかった。
太陽を生きるために満たしてきた。
それにはむしろ月星座へのエネルギーフォーカスを手放していかなければならないのではないかと。
もちろん、満たすことに終わりはないの。
でも、そこにだけエネルギーを注いでいると、太陽(今世でやろうと決めてきたこと)に向かうエネルギーがなくなっちゃうんだ。
これは今の私が身をもって実感していること。
太陽を生きることで、また違う意味でのエネルギーが湧いてくる。
今は何の根拠もなく、そう確信しています。
私たち、前世でやり残してきたことを満たすだけでは、本当には満たされないんだと。
月星座を満たすことに終わりはないけど、そこを基地にして、それを船にして、進んでいくしかないんだと。
太陽を目指して。
そう決めてきた。
わくわくしながら、決めてきた。
船出は勇気が要る。
だけど、今世の私は本気。
やると決めてきたことを、目をそらさずに見てみたい。
両方必要なのね、当たり前のようだけど。
月を満たすこと、太陽を生きること。
リラックスすること、勇気とちからを出すこと。
あさっては夏至、蟹座新月、日食。
この大きな節目を、ここまでこしらえてきた船で乗り越え、意志する方向へ進もう。
こわい?
失敗することが?
頓挫することが?
迷子になることが?
恥をかくことが?
間違うことが?
でも
失敗しないために
頓挫しないために
迷子にならないために
恥をかかないために
間違わないために
生きているのではない。
今世定めてきた意志を、太陽を生きるために生きているんだ。
私の新たなチャレンジは、夏至の日に開示したいと思います。
Love,
Shoko
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