ハートをひらく
子どもって、よく
「ねぇ、ママ!見て見て~!!」って言いますよね^^
可愛く弾んだ、もう見てほしくてたまんないって声で。
私はそれがうまく言えないタイプの子どもでした。
私は子どもの頃、勉強ができる子で、よく100点をとったり、賞状をもらったりしてました。
最初は嬉しかったんです。
「ねえ、見て見て!」って素直には言えなかったけど、でも、嬉しかった。
高学年の時に、ある女の子から攻撃を受けるようになりました。
後になって思えば、ただの嫉妬。逆恨みだったと思います。
少しでも目立とうものなら、そのあとは思い出したくもない程ひどいことを言われたり、されたりしていました。
私は、100点の答案を隠すようになりました。
ぐしゃぐしゃにランドセルに押し込んで。
一生懸命書いた読書感想文。
入選の賞状をもらった後も、いじめが待っています。
ちっとも嬉しくないどころか、息をするのさえイヤでした。
「わたしであること」そのものが嫌で嫌でたまらなかった。
小学校最後の運動会は、運動場から屋上を眺めて、
「あそこから飛び降りたい」
そればかり考えていた、そんな思い出しかありません。
中学、高校にもなると、賞状をもらう予定の全校集会は欠席をする徹底ぶり。
メダッタラダメ。
メダツトコウゲキサレル。
小学生時代のいじめから何年もの月日が経っても、私は心の奥底でそう思っていたのだと思います。
毎日元気いっぱいに遊んで、サッカーをして、みんなと笑っていたけれど、心に刻印されたその傷と思い込みは、ずっと消えませんでした。
なんて冷たい世界に私は生きていたのでしょう。
けれども、私が宗教や思想、哲学を学び始めたのは、その傷があったおかげです。
そうじゃないと、どこの女子高生が仏教の本なんて熟読するかしら^^;
なんのために生きているの?
命ってなんのためにあるの?
今でも、不安になったり落ち込んだりすると、小さな私が私に向かって問いかけてきます。
私は、その子にこう答えます。
命は輝くためにある。と。
今、私は、親しい人たちや、新しく知り合った人たちに、
「ねぇ、ブログ書き始めたんだ。見て、見て!」
と笑って言えるようになりました。
そして、みんなが、心からの温かい感想を寄せてくれることに、涙が出るほど感謝せずにはいられません。
ありがとう。ありがとう。
世界はこんなに優しいと、いつもいつも、教えてくれてありがとう。
あんなに冷たかった世界が、自分と人を信頼し心を開いた途端、泣けてくるほど優しい世界に変わる。
こんなに素敵な魔法があるでしょうか。
冷たい世界に住んでいたわたしを解き放った魔法。
誰もがもっている、本来の命の輝きを取り戻す魔法。
その魔法の名は
オープンハート
Love,
Shoko
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